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◆ カバさん新聞 ◆

かばさん新聞   NO.70 (2011-11-22)

歯周病と喫煙と糖尿病



歯周病は、口の中の歯周病菌によって引き起こされる感染症です。歯周病の原因は、歯垢、歯石、歯並びの悪さ、歯ぎしりなどが有名ですが、他にも喫煙や糖尿病などが原因になることもあります。

①歯周病と喫煙
喫煙を続けている人は、歯周病にかかりやすい、悪化しやすい、治療しても治りにくいことがわかっています。その理由には、以下のことがあります。

・タールが付着すると歯垢(プラーク)が歯石がつきやすい
・だ液が減り、口の中が乾燥して再石灰化が行われにくい
・ニコチンが血管を収縮させ酵素や栄養分の供給が不十分である
・ニコチンが免疫細胞の働きを抑え抵抗力も落ちてくる
・喫煙によってビタミンCが消費され手術後もなおりにくい

非喫煙者の歯肉と較べ、喫煙者の歯肉の老化は10~20年も進んでいるといわれています。
禁煙すれば歯周病にかかりにくくなります。皆さんの健康のために、禁煙してみてはいかがでしょうか?


②歯周病と糖尿病
歯周病と糖尿病は互いに悪い影響を与え合うことがわかっています。

糖尿病→体の抵抗力が弱くなる→歯周病菌に感染しやすくなる→炎症に関わる物質の増加→歯周病→歯周病菌の毒素や炎症に関わる物質の増加→インスリンの効き目が悪くなる
→糖尿病

このように、歯周病と糖尿病は深い関係にあり、そのままの状態にしておくと、血糖値の上昇、歯周組織の決壊の進行、歯周病菌や糖尿病のさらなる悪化という悪循環に陥る可能性があります。
この悪循環を断ち切るため、歯周病を治療して口の中の状態を改善すると、糖尿病の症状も改善されることがわかってきました。

歯周病といえば、悪化すると歯がグラグラして最後には歯が抜けてしまう病気であることは広くしられています。ところが最近、歯周病が全身のいろいろな病気と関連していることがわかってきました。たとえば、心臓病、糖尿病などのリスクを高めるほか、肺炎、骨粗しょう症などとの関連も指摘されています。歯周病を予防することは、お口の中の健康だけではなく、身体の健康を保つためにも大切なことです。


 

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