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◆ カバさん新聞 ◆

第13回 ドクターコラム (2011-07-21)

クリニック 野中康弘



こんにちは、最近、食育というものに興味をもち歯科医療にどう取り入れていこうか考え中!!!であります、きしだ歯科クリニックの野中です。

 味覚は本来、食を楽しむためにあるのではないのです。生命を維持し、必要な栄養を摂取し、エネルギーのバランスをとりつつ、からだの恒常性を維持する大事なセンサーなのです。
 からだにとって好ましいものを摂取して、危険なものは吐き出す、それが自然にうまくできなければ、生物が進化することはできません。センサーの味覚には、酸、塩、甘、苦、うま味の5つがあります。糖が引き起こす甘みは、それがからだに必要なエネルギーを取り込める食物であることを知らせます。甘み、うま味、塩味はからだにとって必要な物質が含まれていることを知らせます。特にうま味の認知は、タンパク質を摂取したことを知らせる重要な情報です。
 日本の食文化で発見された“うま味”は、英語でも“Umami”と表現され、国際的にも基本味として認められています。
 私たち人間は、からだの要求に耳を傾けることをいつしか放棄し、楽しむために食べるようになり、現代ではストレス解消のために食べています。本来、食は生存のための機能であり、味覚はそのための判断基準でしたが、いつしか快適さの基準となりました。それで「脳」で食べるという表現まで出てきたのです。「脳」の判断は、自分でしているのではなく、情報に踊らされているのです。文明を生んだ脳ですが、逆に文明に踊らされていることもあります。からだによいという情報や、これさえ食べていれば健康になるという情報に踊らされます。しかし、いまさら野生の感性を取り戻すことはできません。動物に学ぶとすれば、からだによい  食物を選択する知恵を磨くしかありません。文明が発達したおかげで長寿な社会になったことは事実です。 長寿の質をよくするためには、いま食を見つめ直す必要があります。味覚を復活させましょう!そのために 感覚を育てることが食育なのです。
 いずれ、食育を指導し学ぶことのできる、カフェを併設した歯科医院を開設したいと思います。


 

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