◆ カバさん新聞 ◆
かばさん新聞 NO.68 (2011-07-21)
歯科矯正治療について
矯正治療とは?
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歯の位置を動かし、歯並びや噛み合わせを治す方法です。矯正器具を使用して、歯を正しい位置にゆっくり動かしていきます。そのため、虫歯の治療と違い、長期間にわたる治療が必要です。
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矯正治療が必要かもしれない歯並びとは?
①噛み合わせた時、上と下の歯の間が5mm以上ある。(一般的に出っ歯と呼ばれる)
②噛み合わせた時、上の歯より下の歯の方が前に出ている。(一般的に受け口と呼ばれる)
③歯と歯が重なって生えてたり、八重歯が飛び出ている。
④噛むと前歯が深く噛みこみ、下の前歯がほとんど見えなくなる。
⑤噛み合わせた時、奥歯は噛んでいるのに前歯は噛み合わない。
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※鏡を見ながら自分の歯並びをチェックしてみましょう!
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歯並びの要因
・遺伝的要因・・・家族の中で歯並びに問題があると、お子さんにも問題が起きる可能性があります。
・環境的要因・・・指しゃぶりや顎の筋肉の異常で問題がおきます。
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治療を始める時期は?
一般的に治療を始める時期は、乳歯から永久歯に生えかわる小学校低学年(7~9歳)です。この時期に問題が解消することもありますが、ほとんどの場合永久歯の歯並びが出来上がる中学生以降にもう一度治療が必要になってきます。最低でも20歳ぐらいまでメンテナンスが必要です。
ちなみに、成人になってからの治療も可能です。ですが、子供に比べると骨が硬く、歯の移動が遅いので、時間はかかります。成人の治療は歯を抜くこともあります。
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治療の流れ
矯正治療は、歯並びの症状、年齢により異なりますので、まずは担当医に相談してください。それから、検査、診断、治療になっていきます。
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歯並びや噛み合わせが悪いと、全身の健康に大きな影響を与えます。それは、肉体的なものばかりではなく、精神的にも大きな負担となります。
矯正治療は、病気を治すのと同じように健康な身体と心をつくるための歯科治療なのです。
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