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◆ カバさん新聞 ◆

第8回 ドクターコラム   (2010-05-19)

きしだ歯科吉見診療所・きしだ歯科狭山台医院 水谷 允


『噛む』come 『神(む)』!?

☆よく「噛む」ことによって起きる様々な驚くべきメリットとは☆
「噛む」ということはまず精神を落ち着かせます。過敏な神経に対するリラックス効果もあり、それに加えて「目の疲れ」もある程度とるので一日中パソコンや携帯やテレビの液晶画面を見ている現代人には肉体的な癒しになるでしょう。
食養学の分野においても、とにかく「よく噛む」ことを推奨します。
食養学で有名な桜沢如一博士などの研究では、一回口に入れたものは30回
は噛むように奨めます。そして実際にやってみると、普通は30回も噛まない
内に食べ物は無くなってしまうのがわかります。
30回も咀嚼することはそれくらいに食べ物を細かく砕くのですが、同時に食べ物の毒性に対する解毒作用にも一役買っているという事が言えます。とくに、よく噛む時に活発に分泌される「唾液」には偉大な解毒力がある事は有名です。
 現在では、農薬や着色料、保存料などの発ガン性のある食品添加物の問題が取り沙汰されていますが、これらの食品添加物も大体30回位噛み、そして30秒くらい唾液につかることで毒性は消えていくと言われます。現在のところ唾液に含まれる成分には20種類の酵素と、パロチンなどのホルモン12種類が発見されています。
咀嚼が30回をこえたあたりから、急激にすい臓からインシュリンの分泌量が増えることも発見されました。つまり、糖尿病においても特効薬は「よく噛む」ということになります。これらのよく噛むことにより、分泌される唾液中の酵素やホルモンは今後も新たなるものが見つかっていくことでしょう。
よく噛んで唾液と混ぜ合わせる事が、食べ物の毒性を取り去り免疫作用を促進し、更には糖尿病を治療し、また虫歯の罹患率(永久歯のむし歯を持っている人の割合)を下げる効果もあるのです。
☆神が人間に与えた魔法の万能薬☆
我々も子供の頃、ちょっとした怪我などの時にもよく唾をつけて治したものです。
まさによく噛み、唾液と混ぜ合わせる事は「神が人間に与えた魔法の万能薬」といえます。
「神」といえば、陰陽道などに代表されるような霊学的見地においては、『上顎』は下から上へと立ち上がる「火の気」、そして『下顎』は上から下へと流れ落ちる「水の気」を表しているとされています。 これを噛み合わせることによって「火(カ)」と「水(ミ)」が合わさり「噛み合わせ=神合わせ」となって陰と陽を組み合わせた不思議な力が生まれ、精神的浄化作用も促進されると考えられています。その証拠に、中国から伝わった「道教」には
カチカチと歯を「噛み合わせる」音を立てると神力が発現し、悪鬼や悪霊
がその音を嫌い近づかなくなるという教えがあります。
ですから夜道を歩くときや不吉なことが起こったときなどには歯をカチカチ
噛み合わせることにより、身を守る「おまじない」にしたとされています。
これらの風習は、現在の日本でも沖縄の与那国島などに伝わっているそうです。
このように様々な視点から眺めてみますと、一見当たり前のように日々行っている「噛む」
という行為も、よく考えてみますと「神」が人間に与えた感謝すべき行為なのかもしれませんね。
 まさに『噛む』come『神(かむ)』!!と言えるのではないでしょうか!?


 

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