◆ カバさん新聞 ◆
かばさん新聞 NO.73 (2012-11-16)
酸蝕歯(さんしょくし)って何?

PHの表
酸蝕歯という言葉を聞いたことがありますか?
飲み物や食べ物に含まれる酸によって健康な歯が溶けていくのが「酸蝕歯」です。
老若男女問わずあらゆる年齢で起こり自然治癒する事はありません。
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原因
私達が普通に摂取している食事や飲み物には酸が含まれています。
食後は酸の働きによって歯の固いエナメル質が一時的にやわらかくなります。この状態で歯磨き するとエナメル質が削り取られやすく時間の経過とともに歯が薄くなっていきます。
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酸性、アルカリ性を示すph値は7が中央値です。数字が7より小さいと酸性。大きいとアルカリ性となります。歯の表面は硬いエナメル質でできていますが、5.5より低い数値の飲食物に長時間触れると溶けてしまいます。 炭酸飲料やワイン、ジュースなどの飲み物は5以下です。オレンジやグレープフルーツなどの柑橘類ドレッシングや酢などもこの範囲の食品です。
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症状
◇ 熱い飲み物や冷たい飲み物を飲んだ時にしみる
◇ 歯の表面が丸みをおびて見える
◇ 歯の先端が透けて見えたり、歯の表面に小さいへこみが見える
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予防
◇ 歯磨きは食後30分たってからやわらかめの歯ブラシでブラッシングする
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自己判断せずに定期的に歯科を受診しましょう。
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